高品質な中国製ベアリングの量産対応

当社は、中国とベトナムに生産拠点を構え、生産体制を築いています。お客様のご要望に合わせた最適な生産地を検討し、製品供給の体制を整えています。

海外での生産というと、「品質が悪い」「納期トラブルが多い」「要望にすぐ応えてもらえない」など悪いイメージが多いかも知れませんが、当社は設立当初より日本からの技術指導を基にした生産体制を築いており、当社の海外工場にも日本の考え方が深く根付いています。また、海外生産品は日本サンヒルによる受入検査も実施しており、海外工場からの出荷検査と日本サンヒルでの受入検査、２重チェックを行うことで確実な品質保証を実現しております。

万が一品質トラブルが発生した場合にも、日本サンヒルの品質担当部署が原因究明から再発防止策の検討まで実施しており、トラブルに対して迅速に対応できる体制を整えています。

よくある「安かろう悪かろう」の製品と比較した場合には若干割高となりますが、品質と価格の両立をお考えの場合には、当社は心強いパートナーになるものと考えています。

日本サンヒルの指導の下、お客様のご要望に合わせて品質管理手法をアレンジします。
例えば「外観は全数目視検査して欲しい」などのご要望に対して、日本サンヒルの技術部門とお客様とで、確認方法などの対応方法をご相談させて頂き、取り決めさせて頂きます。
決定した内容をQC工程表や作業要領書に落とし込み、海外工場では決められた手順に従って生産を進める体制を構築します。

当社海外工場の組織体制も、日本企業と同様の組織作りを行っており、製造に関しては製造部門の長が、品質に関しては品質部門の長が職責を負う体制としていることで、海外生産にありがちな責任放棄や手抜きが無いような体制作りを行っています。

新規に立ち上げる製品については、試作品による寸法評価や耐久試験などの機能評価を実施し、日本サンヒルで評価結果を承認しない限りは出荷ができない仕組みとなっており、日本サンヒルと海外工場で情報共有することで、製品の作り込みに生かしています。

また、完成した製品に対しては、海外工場での出荷検査と日本サンヒルでの受入検査の2重チェックを行うことで、より確実な品質保証を行っています。
随所に日本サンヒルでの確認を行うことにより、お客様に安心してご使用頂ける製品の提供を実現しています。

当社では海外工場立ち上げ当初から日本人スタッフが常駐し、海外工場の体制作りを行ってきました。
日本人スタッフによる指導は基礎の考え方として受け継がれていますが、品質意識を維持して行くには定期的な指導が必要だと考えています。

品質に関する連絡会議を定期的に実施することはもちろんですが、新規製品の立ち上げ確認や工場監査など、場合によっては日本サンヒルから直接出向き、現地での指導を行います。
また、当社にご協力頂いている加工先様にも定期的に訪問させて頂くことで、品質意識の低下を防ぐ活動を行っています

品質異常が発生した場合、異常品への対応を見れば会社のレベルはおのずとわかります。
海外生産の場合、「回答が来ない」「対策を依頼しても実施してくれない」など対応の悪さが目立ち、海外生産のイメージを悪くしてしまっている部分がありますが、当社では日本サンヒルが主導となって対応にあたることで、迅速な対応を実現しています。

万が一、品質異常品が流出した場合には日本サンヒルの販売員がお伺いし、現物や現状を確認させて頂いたうえで、日本サンヒルにて原因推定や暫定処置対応の決定を行います。
推定した原因に対しては海外工場と情報を共有しながら、協力して真因調査と再発防止対策にあたり、是正処置の結果について日本サンヒルからお客様に最終報告させて頂く流れとなっています。
発生した品質異常と行った処置は全て記録され管理されていますので、類似製品を製作する場合には、サンヒルのノウハウとしてお客様にフィードバックすることも可能です。