ベアリングの最適設計と生産体制について
当社は深溝玉軸受を得意としているベアリングメーカーです。標準ベアリングから特殊なベアリングまで幅広く製造を行っています。
当社のベアリングは、おもちゃから自動車まで幅広い業界で御採用頂き、各分野におけるノウハウを蓄積してまいりました。
当社の強みは「お客様ニーズに合わせたベアリングの提案」と「ベアリングのノウハウを活かしたベアリング組み込み製品の一貫生産」です。
設計は日本で行い、製造は主に海外工場(中国、ベトナム)で行う体制を確立し、海外工場の品質管理手法は日本が責任をもって指導することで、高品質で価格を抑えた製品の供給を実現しています。
コストダウンを行いたいが海外製は品質が不安など、ベアリングの調達にお悩みでしたらサンヒルにご相談ください。
ベアリングの最適設計
お客様の用途に合わせた最適設計のお手伝い
ベアリングは繊細な部品です。用途に適したベアリングの選定や正しい使い方をしないと、不具合が発生する可能性は非常に高まります。
当社では、技術知識を有した営業員がお客様のご要望をお伺いし、場合によってはお客様へ伺わせて頂き、製品仕様を確かめながら最適なベアリング選定やそれをとりまく製品仕様のご提案など、お客様の製品開発をサポートさせて頂きます。
また、製品仕様のご提案のみならず、発生した問題への対応や納品対応など、多岐にわたるお客様のお悩みごとを可能な限り解決できるよう、当社営業員が全国をまわり対応させて頂きます。
ベアリングのスペシャリストがベアリング選定のお手伝い
ベアリングはサイズ以外に選定の余地が無いように思われますが、最適な使い方をするためには、色々な要素を選定して最適化する必要があります。
潤滑剤や保持器の形式、内部すきまや材質、シール方式など多くの項目を選んで使用環境に合わせた最適な仕様を選定する必要がありますが、選定には知識やノウハウが必要となります。
当社では、これまでに蓄積してきたノウハウを基に、当社営業員と技術部門が連携しながら、お客様の使用環境をヒアリングさせて頂いた上で、お客様に最も適したベアリング選定のお手伝いをさせて頂きます。
グリース選定の重要性
ベアリングにとってグリースはベアリングの寿命を左右する重要な要素になります。
グリースは使用目的に応じて様々な種類が用意されており、油脂メーカー各社が使用目的に合わせたグリースを開発し、ベアリングに用いるグリースだけでも、多くの種類のグリースが世に存在します。
その中から使用目的に合ったグリースを選定するには、グリースに対する知識がないとなかなか難しい作業です。
高荷重下で使用するためのグリース、静音性を求めたグリース、食品ライン等に用いる人体への安全性を高めたグリースなど、様々な種類のグリースの中から適したグリースを選定しなければなりません。
当社ではこれまでに蓄積してきたノウハウを基に、お客様の使用用途に合わせた最適なグリース選定のお手伝いをさせて頂きます。
ベアリングのカスタマイズ対応
ベアリングはJISにより規格化された部品になります。規格化されていることによって市場での入手が容易な反面、お客様の製品にジャストフィットする形状や仕様のベアリングが市場には存在せず、工夫やひと手間が必要になる場合があります。
当社では、お客様のご要望に応じたベアリングのカスタマイズにも対応しております。
内外径寸法の変更や、外径の樹脂やウレタン成形、内径側を軸形状にしたローラー構造のベアリングなど、お客様の製品に追加工や追加部品無しで取り付けることができるベアリングを提案させて頂くことも可能です。
大手企業では取り合ってもらえないような小ロット生産にも対応いたしますので、お気軽にご相談ください。
ベアリングの生産体制
トップメーカーが納得する生産体制
当社のベアリングは海外工場で生産しているものがほとんどです。
海外の製品は 「品質が悪い」 「納期トラブルが多い」 「要望にすぐ応えてもらえない」 など悪いイメージが多いかも知れませんが、当社は設立当初より日本からの技術指導を基にした生産体制を築いており、当社の海外工場にも日本の考え方が深く根付いています。当社にご協力頂いている加工会社様は、日本からの監査や当社海外工場の技術者が出向いて直接確認をした、信頼のおける会社様だけです。
当社のベアリングは大手企業様にも多くご採用頂いております。
当社の海外工場の監査を行った際には、その生産体制にご満足して継続したお取引をさせて頂いています。
徹底した品質管理
海外製品の品質管理は難しいというイメージをお持ちかも知れません。
当社では、品質管理に重きを置いた体制を整えています。工程内の品質管理手法から検査の基準まで、日本サンヒルの指導に基づいて行います。
海外工場においても精密な検査に対応できるよう、形状測定器やマイクロスコープなどの各種測定器を揃えて、高精度な検査を行っています。
また、海外生産品は日本サンヒルによる受入検査も実施しており、海外工場からの出荷検査と日本サンヒルでの受入検査、2重チェックを行うことで確実な品質保証を実現しております。
万が一品質トラブルが発生した場合にも、日本サンヒルの品質担当部署が原因究明から再発防止策の検討まで実施しており、トラブルに対して迅速に対応できる体制を整えています。
複合製品のアセンブリまで一貫した生産が可能
当社では様々な加工技術に対応しており、ベアリングを組み込んだアセンブリ製品までを、当社のみで完結させることが可能となっています。
当社のみでアセンブリ製品を完結できることで、「複数社への発注が不要」 「部品毎の生産管理が不要」 「品質保証が一括して行える」 などのメリットが生まれます。
ベアリングのスペシャリストがベアリング組み込み部分に対して検討を行い、適切な設計や組み立て工程を構築することができ、より高品質な製品作りに貢献することが可能となります。